ガヤトリーマントラと光明真言の3つの共通点
この記事では、ガヤトリーマントラと光明真言の3つの共通点を
- ガヤトリーマントラの解説
- 光明真言の解説
を交えながら、紹介します。
ガヤトリーマントラの全文と意味
ガヤトリーマントラの全文(日本語表記)
オーム
ブール ブワッ スヴァハ
タット サヴィトゥル ヴァレーンニャム
バルゴー デーヴァッスヤ ディーマヒ
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤート
ガヤトリーマントラの意味
(ビックバンが起きた時に響いた音)
大地、粗雑なる存在。大気、精妙なる存在、天、原因。
「それ」究極の実在に。女神サヴィトリーの。願わしき。
光輝く栄光に。神。想いを馳せ、瞑想をします。
神がわれらに英知を。与え賜んことを。
ガヤトリーマントラの解説
おお、母よ。三つの時間(過去・現在・未来)のすべて。三つの世界のすべて。三つのグナ(ラジャス・タマス・サットヴァ)のすべてに偏在する者よ。わたしは、あなたに祈りを捧げます。わたしの知性を照らし、無知を取り払ってください。輝く太陽があらゆる暗闇を払うように。わたしの知性を浄め、輝かせ給え。
光明真言の全文と意味
光明真言の正式名称は、不空大勧請光真言(ふくう だいかんぢょう こうしんごん)という密教の真言です。
光明真言の全文(真言宗による日本語表記)
オン アボキャ ベイロシャノウ
マカボダラ マニ ハンドマ
ジンバラ ハラバリタヤ ウン
光明真言の意味
オン(オームと同じ意味。宇宙開闢の音) 不空なる方よ 毘盧遮那仏(大日如来)よ
偉大なる印を持つ 宝珠よ 蓮華よ
光明を 放ち給え フーン(心を浄める音)
光明真言の解説
オーム。満たされし方よ。至高なる太陽の化身よ。
偉大なる印相(手の指で様々な形を作り、仏・菩薩・諸尊の内証を標示する)を持つ方よ。宝珠をもつ方よ。蓮華に座す方よ。
光を放ち給え。
ガヤトリーマントラと光明真言の共通点とは
実は、太陽の神を讃えている
ガヤトリーが、サヴィトリーと名乗るときは太陽の化身であるとされます。
大日如来は、姿や形のない無相の法身とされます。しかし、その梵名はMahāvairocana(マハーヴァイローチャナ)。「偉大なる太陽」という意味になります。
光を放て。という一文が入る
ガヤトリーマントラのバルゴー。光明真言のジンバラ ハラバリタヤ。
それぞれ光り輝くという意味です。
贖罪の効果がある
ガヤトリーマントラは、心の内に積み重ねた悪いカルマを浄化してくれます。
光明真言は、過去の一切十悪五逆四重諸罪や、一切の罪障を除滅してくれます。
まとめ
ヴェーダと密教。それぞれの
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